銀座ミツバチプロジェクト通信@blog
NPO法人 銀座ミツバチプロジェクトの活動内容を報告するブログです。
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銀座ブロッサムビーガーデンとは
先日の日記で銀座ブロッサムの写真をご紹介したところ、


「銀座ブロッサムはどこにあるのですか?」

「ビーガーデンとは何のことですか?」




というお問い合わせを頂きましたので、補足させていただきます。


銀座ブロッサム(銀座中央会館)は、
中央区の結婚式場、披露宴会場、レストラン、宴会場、ホールを有する複合施設です。
※銀座ブロッサムでの見学はイベント時にご予約をお願いしております。

NPO銀座ミツバチプロジェクトでは、銀座ブロッサムさんの屋上で花畑(レンゲやパンジーなど)や野菜(大麦など)を管理・運営しております。



ビーガーデンとは、「ハチたちが元気に働くことができる環境をもっと作ってもらいたい」という銀座ミツバチプロジェクトの声に応じて、屋上に花やお野菜を育ててくださっている場所の総称を指します。

銀座ブロッサムビーガーデンでは、昨日はハチたちが活躍していたということで、うれしいですね。

今日も暖かいのできっとハチたちは元気に働いていることと思います。

ありがとうございました。




ミツバチQ&A
Q:「折角苦労して採ってきたハチミツを、人間が搾取してしまうのはかわいそうじゃないか?」

A:春から初夏に掛けて花蜜の最盛期になると、巣の中が蜜で充満してしまいます。
そうなると女王蜂が1日2000個近く卵を産む産卵場所がなくなってしまいます。
こうなると、もうここでは狭くて生活が出来ないのか、と群がいらいらしてくるのです。

 そもそも、ミツバチたちは、熊に襲われたり、山火事にあったりと、太古の昔から多くの災難にあってきました。
そうした災難にあった場合、群を護るために直ぐに避難出来るように常時たっぷりのハチミツを貯めているのです。

 しかし、銀座のビルの屋上には熊が来ないし、山火事もない。更に人工の巣で最初から家を作る必要もないので、その分蜂蜜が余ってしまうのです。

 しかし、子育てが出来ないくらいハチミツを採ってしまう、群が崩壊してしまいます。
 これは絶対にしてはいけないので、これからの季節と近隣の花蜜の状況を確認しながら、十分に注意して採ミツを実施しております。

 夏になって蜜枯れする頃は採りませんし、秋は冬を過ごす大切な食料ですから、これも当然採りません。こうして、人間とミツバチの良好な関係を維持しながら飼うことが、養蜂の基本なのです。

田中 敦夫
“日本ミツバチが銀座の屋上に来るまで”
“日本ミツバチが銀座の屋上に来るまで”          07.12

私たちが昨年からミツバチを飼うに当たり、まず迷わずに選んだのは、西洋ミツバチでした。養蜂といえば西洋ミツバチを飼う事が一般的だからです。
しかし、現在何故か銀座の屋上に在来種の日本ミツバチを飼っておりますので、その経緯をお話させていただきます。

日本ミツバチが始めて文献に出てくるのは、643年日本書紀で「百済の太子余豊蜜蜂の房四枚を以て三輪山に放ち養う」と言う記述が最初です。この記述を以って日本の養蜂の起源とすることになっているようです。しかし、その存在自体は、もともと在来種として日本に居たのは間違いありませんから、太古の昔から日本人は日本ミツバチのハチミツを採集していたのでしょう。

しかし、当時から在来種の日本ミツバチの蜂蜜を採取するのは、木の洞などに住んでいるミツバチを蛹や卵などと一緒に無理やり取り出す方法で、どちらかと言うと狩猟方法の一部で、巣箱などで飼いミツバチの生命を守りながらサスティナブルな形で採ミツする養蜂と言うものとは全く異質なものでした。

通常「養蜂」と言えば、この巣箱で飼う技術が確立されている西洋ミツバチのことを言うもので、明治になってこの養蜂技術が入ってくると、日本ミツバチは忘れられた存在になってしまいました。その後、日本ミツバチも平成になってから漸く巣箱で飼う技術が広がってから、身近な存在の日本ミツバチを飼う人々も増えてきたようです。ですから、日本ミツバチを巣箱で飼うことは、比較的新しい技術だと聞いております。

しかし驚くことに、現在、この在来種の日本ミツバチたちが銀座のビル屋上で巣箱の中に飼われているのです。しかも3箱も・・・5月連休前後から屋上に住んでいて、蜜枯れすると言われる東京の夏でも毎日たくさんの花蜜を採集してきて、初秋までに30キロ以上ものハチミツが採集出きてしまいました。私たちもこれにはとても驚きました。


そもそも何故日本ミツバチが銀座のビルの屋上に来たか、ご説明させていただきます。

5月連休前、新宿区の落合で日本ミツバチが分蜂した、と私達を指導してくれている藤原さんに連絡が入りました。このままだと駆除されてしまうから助けに行くので車を貸して欲しいと言われ、ワゴン車を貸し出しました。夕方巣箱に入れた日本ミツバチを持って銀座まで帰ってきて、他に持っていく場所がないから暫く置いておいて欲しいと、当ビル屋上の一角を探して置いて帰って行ってしまいました。

その翌日、またまた同じ場所で分蜂したと連絡が入り、たまたま帰り道の私が運転する羽目になり、そのまま救助に向いました。分蜂しているミツバチは、西洋種でも同様に在来種でも大変おとなしいもので、殺虫剤などで脅したりしなければ素手で作業しても問題ありません。
私も最初はびくびくものでしたが、暫くすると素手で夢中につかんでおりました。

その後、今度は6月のある早朝、日本テレビのズームインスーパー生放送当日、もう時間
が無いという本番直前の中、藤原さんと一緒に月島まで分封した日本ミツバチを救助し
てきました。これでなんと都合3群の日本ミツバチが銀座のビルの屋上に集合してしま
いました。

日本ミツバチの性格は西洋種のそれと違い、大人しくて、日向より少し日陰を好み、色は黒っぽくて大きさは小型です。西洋種と交尾しても子供が出来ないのはそもそも遺伝子が違うからです。西洋種に比べて体が小さいから当然採集できるハチミツの量は少ない。更に在来種だから何処にでも住めるために、居心地が悪いと思うとすぐに逃げ出してしまうのです。だからある朝、見に行ったら何処かに行ってしまったなんて言う事になりかねません。こうしたことから、長い間日本ミツバチは養蜂には向かないと言われてきておりました。

しかし、銀座は違います。藤原さんの開発した巣枠のお蔭で、日本ミツバチの群はとても大きく成長し、その数もたくさんに増えてたっぷり熟成したハチミツが溜まったのです。

昨年から西洋ミツバチで始めた屋上養蜂から、今年は日本ミツバチまで加わってしまいましたが、それぞれ性格の異なるミツバチを飼う経験は、私達にとって大変良い勉強になりました。


そもそも、何故これほどまでに、東京都内に在来種の日本ミツバチが増えているのでしょうか?

それは、たまたま知り合いになった日本熊森協会の関係者の方から次のような事を伺いました。昔は手を付けなかった奥山まで今はスギやヒノキを植えてしまい、どんぐりなど食べ物が少なくなってしまい、山の中に熊などが住めなくなってきている。たまに人里近くに出てくるとすぐに射殺されてしまうとの事でした。元猟師の方が、親子の熊を撃って胃を裂いてみたら空っぽで、空腹だから出てきたのかと・・
今年の冬は暖冬で、熊が冬眠しないため、多くの養蜂家が熊に襲われたとミツバチ新聞に出ていたのを思い出します。
大型の哺乳動物である熊が生きられる森の環境は、他の様々な生き物たちも森に戻す事が出来るでしょう。奥山の自然をもう一度ブナなどの落葉広葉樹林に代える事が出来れば、地味は涵養で山崩れも減り、川が豊かに、更に海まで豊かになっていくと教えられました。

また、熊が通れる幅は、森の中に風の通り道を作りますし、木に引っかき傷をつけて歩いた後が、その後鳥やミツバチが住む洞などに変わるのだそうです。

ミツバチたちも同じように、彼らが本来生きていくべき山の中に豊富な蜜源植物を見出せなくなってきている一方で、都会では街路樹など様々な蜜源植物増えてきている。
サスティナブルな森の環境が変化してしまった事で、生きていく場所を求めながら都会に移り住んでいるようにも見えます。こうした現実からとうとう銀座の屋上にまで在来種の日本ミツバチが住むことになってしまったのかもしれません。

そんなことで、最近は銀座のビルの屋上から遠い奥山にまで思いをはせるようになってきてしまいました。



余話として:
ゴールデンウィーク中日の5月2日午前中、会社でお客様と打ち合わせ中に電話を取ると、「田中さん!田中さんのところのミツバチ分蜂しなかった?今、みゆき通りでミツバチが分蜂していると連絡が有り区の職員が駆けつけているのだけれど・・」と中央区の公園緑地課長から。完全に田中さんのミツバチになっている・・
「課長、冗談じゃないですよ!私達は女王蜂の羽を切っているので、分蜂して飛んでは行けませんよ。西洋ミツバチの性格は、そこがどんなに居心地悪くても女王蜂を置いて逃げ出したりはしませんから。課長、もしかしたらそれは日本ミツバチじゃないですか?」と私。
「そうかもしれない。いずれにしても明日からまたゴールデンウィークで多くの人が銀座に集まるから歩行者に危ないということで駆除しなければならないんですよ。可愛そうだから田中さんのところで助けてあげない?」と言われてしまった。可哀想だからと言われるとこちらも弱い・・
「可哀想だとは思うけれど、今お客さんと打ち合わせ中だし、一度藤原先生に確認してからもう一度連絡させていただきます。」

まあ、藤原さんの携帯に連絡して、「可哀想だけど仕方ないね」と言われればそれで諦めだ・・と思いながら藤原さんに連絡すると、「分かりました!私はタクシーですぐに巣箱と道具を持って出かけます。田中さんも至急車で現地に来てください」あー、駄目だ。
先ほどから大きな声で電話しているので、隣の部屋居るお客さん達は事の成り行きを聞いているだろうけれど、仕方ないので「わざわざ私からこの時間を指定させて頂きましたのに、大変申し訳ございませんが、急用が出来てしまい出かけなければなりません。来週に変更させて頂けますでしょうか?」こっちで呼び出しておいて、誠に勝手なお願いである。急用の中身がミツバチだと皆さんもうすうす気づいていて恥ずかしい思いで切り出してみると、快く納得してくれた。

その後慌ててみゆき通りに駆けつけると、街路樹の周りがパイロンとロープで物々しい警戒の中通れなくなっている。既に区の職員の皆さんと藤原さんたちが作業に取り掛かっていた。

「田中さん、早く作業服を着て!巣箱を下から持っていてね。私が木の上から巣箱に一気にミツバチの塊を落とすからそのまま受け止めておいて下さい」
網帽子をかぶり巣箱を頭の上に載せ、脚立の上に載る。何のことはない、ただの土台である。バサッ!バサッ!と頭の上で音がすると藤原さんはすかさず蓋をする。

流石にプロの作業で素早く終わる。しかし藤原さんは降りても、私は残った蜂たちが仲間のフェロモンを感じて巣箱に入っていくまで、暫く頭の上に巣箱を載せた姿勢でいる。
と、気づくとたくさんの方々が周りで写真を撮っている。

人通りの多い銀座の通りで、麦藁帽と白い服を着て頭に巣箱、丁度いい被写体が出来たからだろうと思っていたが、やけにカメラを持った人が多い。この街はそんなに用意が良いのかな?と横を向くとウインドー越しにも本格的なカメラがすぐそこに??

看板を見上げてみると、街路樹の目の前はなんとコダックの写真展会場。全国から高級カメラを持った人々が集まっていたのだ。

顔を赤らめていても動けないし、知っている人が通らないことを祈るばかり・・
「あの馬鹿、また銀座でお騒がせなことをしている」と言われかねない。

暫くして、「もういいでしょう」と藤原さんの声に救われたようにゆっくり降りると、
「どちらの養蜂場ですか?」と大きなカメラの青年が聞いてくる。
「プロじゃないですよ。私達は銀座のビルの屋上でミツバチを飼っているもので、先ほど中央区の公園緑地課から電話が有り、駆除されたら可哀想だから助けに来たんですよ。銀座は人にもミツバチにも優しい街だからね・・」とうそぶく。

「実は私、読売新聞の写真部記者です」と名詞を渡され、またまた顔を赤らめる。余計なこと言わなければ良かった、と。

結局、翌日の読売朝刊に事の至大が掲載されていたことは、後で友人から知らされた。

同日テレビのニュースでは、京都で分蜂した日本ミツバチが信号機に取り付いたところを駆除されてしまったそうだ。ミツバチは何も悪いことをしていないけれど、今の時代は仕方がないと諦めるべきなのか・・




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